23-24FMSテキスト編
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〜ボートはこうして艤装する〜第4章:ベスト・フィッティング・ボート編97FMSのホームページ http://www.friends-marine.co.jpに多くの情報が入り充実しました。フィッシング艤装(トローリング編)陸上管理の艇にとってエンジン洗浄は重要なメンテナンス項目。毎週のように洗浄する必要はないでしょうが、収縮式のインボードフラッシャーとホースアタッチメントを使えば簡単に洗浄出来ます。PONAM-35本格的なトローリングボートとしてカジキ釣り大会でも多くの実績があるボートです。しかし、快適なクルージングを楽しむことを主目的とするオーナーにはこだわりがありました。長年フィッシングを行ってきているので設備だけはしておきたいが、クルージングに出かける時には簡単に取り外せて収納できるようにしたい。さらにカジキ釣りもできるならやりたいと言うご要望でした。アウトリガーとセンターリガーを利用して5本のルアーを流しています。アウトリガーは4.5mと短いのですが、ルアー間は十分にありカジキ用のルアーを流しても大丈夫です。L型アウトリガーポールを脱着するとデッキ部分にはデッキマウント金具が残ります。内部はドレンキャップを付けて配管し外側からはホルダーキャップをして水対策をしています。デッキマウントの脱着式L型アウトリガーとFRPポール総全長5mとセンターリガー用FRPロッド3mですが、使わない時には船から降ろし船台に収納できるようにホルダーを設置しました。このアウトリガーはアメリカンスポーツフィッシャーマンボートが多く利用しています。ハリヤードラインクリートは手前ですが、邪魔になる時はこの位置のクリートに取るのも便利です。船台下に釣具や掃除具の収納用として、FRP製ドックボックス718(長さ2100×幅500×高さ460mm)を設置。船と船台に余裕がないので、蓋が開くところまで外側に張り出して設置。アフトデッキを上から見てロッドホルダー等のポジションを説明します。両舷手前から、ロッドキーパー用PL座、次にアウトリガー用ロッドホルダー、フラットライン用ロッドホルダー、船尾中央はセンター用ロッドホルダーで、左側にはボトムロッドをラックする目的でストレート型ホルダーを2本設置しています。アウトリガーポールが4.5mと短いのですが、高さと角度が充分取れているので手前アウトリガーポジションからのロッドラインはスムーズな位置関係を取ることができています。ロケットランチャー中央部は補強してセンターリガーをセットできるようにしています。もちろん脱着式ですので、ロケットランチャーとしてロッドリールを5本セットすることも可能です。

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