〜ボートはこうして艤装する〜第4章:ベスト・フィッティング・ボート編95FMSのホームページ http://www.friends-marine.co.jpに多くの情報が入り充実しました。使い勝手を向上させる艤装の実際オートパイロットは、シリンダー容量からEVOLUTION SYSTEM PACK ACU-200を選択。トランサム左舷舵機室に電動油圧ポンプType1を設置。左から2番目がオートパイロットコントロールユニットACU-200、3番目はデジタルソナーモジュールCP370、そしてネットワークの中心的存在ネットワークスイッチHS5の順に並べて設置。トヨタが提供するPONAM-35の標準装備は細部まで対策され完成度高く仕上げられています。また、オプション品においては、今までの経験を生かした推奨品まで用意されている完璧さでした。そのような中でオーナーが選んだ推奨品はエンクロージャー設備で、その他のオプション品はオーナーの個性とキャリア・指向に合うものをFMSのカタログ内艤装品の中から選んでいただきました。このコーナーでは、完成度高く仕上げられたプレミアムクルーザーに対して、オーナーと共にさらに使い勝手を向上させた艤装を紹介いたしました。運転席前に多機能ナビゲーションディスプレイとオートパイロットコントロール、注目して欲しい部分は、左端ジョイステック上にスマートホン用ホルダー下にはドリンクホルダーを設置したところです。バウアンカーロッカーには、多目的ロープとして19mm30m1本、係船策2本、フェンダー4本を収納。係船策やフェンダーがすぐに取り出せるようにスナッパーラインホルダーを両舷に設置。舵角指示器は右舷舵機室に設置しました。初期セットアップを行いましたが、その後微調整の必要もなく完成度高く装備することができました。5-Wayコネクターを2個使って各機器からの信号を集め、ネットワークスィッチHS5でレーダースキャナ、トランスデューサー、ディスプレイgS165、gS95をネットワークで結んでいます。多機能ナビゲーションディスプレイを選択したことにより運転台左スペースを有効利用。なんとグローブボックスST159がジャストフィット。棚板を追加して小物や書類入れとしました。アフトデッキ右舷ハッチに、掃除道具と係船策を収納しています。やはり係船策はすぐに取り出せるようにスナッパーラインホルダーで設置しています。性能に影響するオートパイロットEV-1センサーはエンジンルーム前バルクヘッド、ボトムから30cm上の磁気の影響が最も少ない場所に設置。各機器がネットワーク接続されるので配線系統図を作成して工事プランを立てることが重要になります。後は実際の艇で配線の長さを計測することで工事準備は完了です。制御システムが充実している艇ですが、港への出入りや離着岸時には最も基準となるのが風向きです。バウパルピット先端にウインデックス10を取外し可能なパイプ金具で装備しました。5ガロンバケットが何気なくコーナーに置いていますが、直径30cmで深さ35cmありゴミ箱や清水・海水入れとして便利なアイテムです。さらにゴム製のバケットベースで安定感を増します。
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