23-24FMSテキスト編
64/120

〜るす装艤てしうこはトーボ〜編トーボ・グンィテッィフ・トスベ:章4第※FMSでは新艇の購入、乗替時に艤装の打合せをする場合、ベストフィッティングボートを提案することによって見積りを行っています。お気軽にお問い合わせ下さい。室内ヘルムコンソールはスペースに余裕がないのですが、大きく改造しない方向で考えてみました。まずは2009年10月規制緩和で導入が許可された国際VHF無線機(IC-M504J)の設置場所を決定し、無線機内のヘイラー(拡声)及び自動汽笛機能を活かすためにレーダードーム前に外部スピーカーを装備。続いて走航しながら水深200m前後の大陸棚が見える条件で選んだデジタル処理導入で進化した本多電子10.4型プロッタ魚探(HE-7301-Di魚探出力1Kw、50/200khz、インナーハル仕様、オプションでスルハル水温センサー)と温暖化傾向で日本沿岸での霧の発生が多くなった現状を考え光電8.4インチ液晶レーダー(MDC-941 4Kw、レドーム)。そして舵角指示器を搭載したレイマリン社スマートパイロットシステムを装備。ここまで来るとコンソールはスペース的に限界のようです。以前のUF-29I/Bで行った運航面での改造や艤装は標準装備されていました。特に船尾ムアーリングホール、ダブルクリートの採用、さらには舷縁内側グラブレールの設置は理想的な設備になっています。また、バッテリーのチャージシステムもエアコンやバウスラスターを搭載しても十分なシステムを作り上げてくれました。ただ各々のバッテリー状態やAC100Vの電圧を管理するモニターは必要ではないかと思います。プロッタ魚探で200m前後の大陸棚を確認しながら走航し、ポイントに着いたらアフトステーションの専用魚探でボトムフィッシング。レーダーはオプションでヘディングセンサーを購入すればリーズナブルな費用で多船航跡表示をさせることもできます。ムアーリングクリートが設置され、ダブルクリートが採用されました。さらに舷縁内側のグラブレールは多目的に使えますので理想的。以前のUF-29I/Bではこの部分の改良をするためにトップにチーク材を張り詰めて改造しています。国際VHFアンテナは高い位置に長いアンテナが最も効果が得られることは証明されているためMarinerシリーズのVHFアンテナ8500 8フィートを選択し、ヘイラー(拡声)及び自動汽笛用の外部スピーカー220SWをレーダードーム前に装備しました。搭載されるバッテリーの管理は重要だと思います。電子レンジや電動リールを使うと気になるのがバッテリー残量。切り替えが必要ですが4バンクバッテリーモニターやAC100Vの電圧モニターは必要だと思います。バウスラスターはLEWMAR社最小モデルの140TT2.2kwがオプション設定されていますが、ボトムフィッシングに活用したいと考える方には、使用頻度が大きく上がりますので1サイズ上の185TT3.0kwをお勧めします。少し不安を感じたのでこの部分にハンドレールを制作して追加しました。急いで船首に向かう時やアウトリガー操作時にあると便利だと思います。またフィッシャーマンタイプのアウトリガーを採用すると船体側金具が邪魔になりこの位置になりますが、サポートアーム付きの一般的なアウトリガーを採用する場合やアウトリガーを装備しない場合は、できる限り船首よりに付けることがベストです。FMSマリンカタログ内のフィッシング用品や艤装品を使用して、ベストフィッティングボートを提案しました62FMSが10年前の船で行った運航面での改造や艤装は標準装備されましたボート運行のための一般艤装

元のページ  ../index.html#64

このブックを見る