23-24FMSテキスト編
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〜ボートはこうして艤装する〜第4章:ベスト・フィッティング・ボート編61フィッシャーマンタイプのアウトリガーシステムはリガー・ガンネルヘビー(ホルダーパイプ長1.2m)を採用し、オプションのパイプ固定金具でキャビン側を固定しました。また、ポールは曳釣りとトローリングの両用を可能にしたFMSアルミ+FRPポールNo.0J全長5.8m、システム全長6.8mで設置しています。(このシステムで曳釣りを行う場合、ポールの途中から船首方向へ補強用ロープを取ることが要求されます。)キャビンサイド両舷アウトリガー前に設置されたロッドラックDTRP-3W。この位置はバウ・スターン両サイドをプレーするキャスティングやジギングのロッドをラックするのに最適な場所です。ルーフの最後尾にルーフ用ロッドラック4連(PERKO Fig1215を使用)をステンレスパイプで制作しました。あまり高くしてしまうとロッドを収納するのに大変なのでできる限り抑えて製作しました。アフトステーションの反対側左舷にアルミ製ポールスタンドを設置しました。この位置に集中コンセントボックスの設置も考えましたが、スタンドタイプの収納ラックの便利さを考え決定しています。 ロッドホルダーのポジションはビックゲームにも対応できるアングル型ロッドホルダーLEE'S RH525SSを両舷に2個ずつ装備し、トランサム側にはストレート型RH527SSをセンター利用やトロールドラムウインチ用として装備しています。ジギング&キャスティングプレーにとって最重要な船首バウスペース。バウパルピットにレイルマウントロッドホルダーRMP-1Wを両舷に装備しましたが、複数のタックルを使用する場合を考えると足りないかもしれません。ベストフィッティング・ボート 〜ボートはこうして艤装する〜アウトリガーは曳釣りとトローリングに対応、船が改善されたことでラック設備が充実!フィッシング艤装トローリング・ジギング&キャスティング編トローリングにおいては、やはり日本式の曳釣りとアウトリガークリップを使ったアメリカ式トローリングが可能なフィッシャーマンタイプのアウトリガーシステム(リガー・ガンネルヘビーMKⅡ・LホルダーにFMSアルミ+FRPポールNo.0J)を採用しました。ロッドホルダーはヘビータックル80ポンドも対応できるLEE'S社ステンレス製のRH525SSを採用し、トローリング時のセンター及びトロールドラムウインチに使える位置でストレートタイプRH527SSをトランサム側に設置しています。この辺までは10年前のモデルとほぼ同様なのですが、キャンバス等追加していたキャビン後部のルーフがFRP一体型で長くなりましたので、この位置に4連のロッドラックを制作しました。また、3連タイプのロッドラックDTRP-3Wをキャビンサイド両舷に採用していますのでロッドは全部で10本をスタンバイ状態でおくことができるので多様なフィッシングに対応が可能です。そしてアフトコクピットが広くなったことで、アフトステーションの反対側左舷にギャフやネット、ボートフック、デッキブラシ、係船策等もラックできるアルミ製ポールスタンドを設置できました。その結果狭いコクピット内の整理ができフィッシング時のデッキワークがしやすくなりました。

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