23-24FMSテキスト編
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 ボート・フィッシング&フィッテイングアウト編第3章:(ボトムフィッシング)47小型フィッシングボートのデッキ下イケス設備。上から見ると十分な容量があるように見えますが、船底に付いているスカッパーから入る水の量は底より15cmで全容量の25%しかありません。そこで当コーナーでは、一般的なイケス設備の基礎知識を解説し、近年のレジャー傾向の船舶のイケス設備における諸問題や、対策方法を考えポンプを利用したデッキ上のイケスシステムやアクセサリー等のNEWラインナップ、さらに、より活力よく魚を生かすためのポンプ類や利用すると便利なアイテムなどを装備の仕方を含めて紹介いたしました。2000年2月に発表されたFMSマリンカタログ別冊。現在もこのテーマは進行しています。デッキ上に配置するベイトタンク。ポンプで水を循環させる必要はありますが、今までにない考え方のイケスシステムであり、アクセサリー等の利用により多用途な使い方ができそうです。水を循環させ、さらにエアーも送ることができるエアーレーション機能付ポンプ。魚が生きる上で一番重要な水の循環と空気を一台のポンプで仕事をしてくれるスグレものです。2000年に入り、FMSが選んだテーマはイケス設備。近年のフィッシングタイプのプレジャーボートやレジャー漁船等の傾向は、高速性能をもった軽量艇が多く、幅は広いのですが喫水が浅く、配置バランス上で小容量のイケス設備になってしまうため、生き餌として積んだ魚がすぐに死んでしまったり、釣り上げた魚を活かそうとしてもなかなかうまくいかないケースが多いのが現状です。果たして今まで通りデッキ下にイケス設備を配置させることが有効な方法であるか…? という問いからテーマが生まれました。問題と対策方法3.デッキ上のイケスシステムと設備の仕方 ●デッキ上のイケスシステム ●ベイトタンク&アクセサリー  ●ベイトタンク用ポンプ&アクセサリー ●デッキ上のイケスシステムの装備例&アクセサリー4.エアーレーションを加えたポンプと利用の仕方 ●エアーレーションシステム循環ポンプ  ●エアーシステムポンプの利用5.イケス設備に利用できる便利なアイテム●イケス設備に必要なアイテムと設備の仕方の基礎知識1.日本漁船(20トン未満)に見られるデッキ下のイケス設備2.フィッシングボートのデッキ下のイケス設備に対する諸Ⅷ.イケス設備に必要なアイテムと装備の仕方の基礎知識

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