23-24FMSテキスト編
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編トウアグンイテッィフ&グンシッィフ・トーボ )グンシッィフムトボ:(章3第3612312船首が風下にジワリ流されていきますが、このぐらいなら前進して補う事でまだ釣りになります船首が風流れしやすい船の場合、推進力を失うとご覧のように船首は風下に振られ桟橋から離れてしまいます。このくらいになると、舵を切って前進しても元の位置に帰ることはできません。ここまでの所要時間約4分。4完全に横を向いて大きく横揺れしています。5この状態になるまで8分間ブイからさほど離れません。3EX27Yは風流れ対策されたスパンカーボートなので、推進力を失っても風下に流されることはありません。 2004年、日本を代表する2大メーカーの共同開発第1号艇として誕生したのがヤマハUF-27I/B、そしてヤンマーEX27Y。この共同開発艇はヤマハのウエーブスラスターブレードを持つ船型を基本に、ヤンマーのインボード艇のノウハウが取り入れられていま撮影:上田穂高す。この進化によってフィッシングボートとしての重要な課題をクリアし、トータル的に性能向上が図られているスパンカーボートといえます。そこで、今回ヤンマーEX27Yを使用して、船首が風下に流されにくいという特性の利点を以下に立証しています。ライトⅢミディアムⅠライトⅢライトⅡライトⅠライトⅠライトⅡライトⅣライトⅡライトⅢライトⅢライトⅠライトⅢヤマハYF-23ヤマハYF-21ミディアムⅡミディアムⅠミディアムⅡライトⅠライトⅡライトⅠライトⅡライトⅡライトⅡライトⅠヤマハFF-212001年10月2002年10月ヤンマーLF26BZサルパ2002年10月ヤンマーEX26HP2003年10月ヤンマーLF23Zサルパ2003年10月ヤンマーEX26B2003年10月ヤンマーEX27Y2003年10月ヤンマーEX30Ⅱ2004年 2月ヤンマーFX26BZ絆人2004年 2月ヤンマーFX24CZⅡ2004年10月ヤンマーEX23B2004年10月ヤンマーLF30Z2005年10月ヤンマーFX24C.HT2005年10月ヤンマーFZ25G2006年 2月ヤンマーFZ302006年10月ヤンマーDE28HZⅡ2006年10月ヤンマーLF23Ⅱ2006年10月ヤンマーLF28Z2007年 4月ヤンマーEX46FB2007年10月2007年10月ヤンマーFX24CZⅢ2007年10月ヤンマーFX27Z2007年10月ヤンマーEX292007年12月ヤンマーEX35Ⅱ、DXミディアムⅢライトⅠライトⅢラージⅠミディアムⅢライトⅣライトⅢライトⅡミディアムⅠミディアムⅠミディアムⅡライトⅡライトⅣライトⅢライトⅣライトⅠライトⅡライトⅢライトⅢヤンマーEF23BミディアムⅠライトⅡライトⅢライトⅣライトⅢライトⅢライトⅡライトⅢライトⅣミディアムⅠライトⅢライトⅡライトⅡミディアムⅠライトⅡライトⅢミディアムⅠライトⅣライトⅡライトⅣラージⅡライトⅡライトⅡライトⅢライトⅣライトⅠラージⅠライトⅡミディアムⅡヤンマーEX33AライトⅢミディアムⅠミディアムⅡミディアムⅡライトⅢライトⅣラージⅠライトⅢヤンマーEX34ライトⅣ1999年10月ヤマハUF-26O/B.SP2000年10月ヤマハUF-29I/B2001年10月ヤマハUF-26CC2002年10月2003年10月ヤマハYF-21CC2003年10月2003年10月ヤマハYF-23EX2003年10月ヤマハUF-27I/B2004年 2月ヤマハYF-23SP2004年10月ヤマハYF-27EX2005年10月ヤマハF.A.S.T.262006年10月ヤマハF.A.S.T.212006年10月ヤマハF.A.S.T.26S/L、EXヤマハFR322007年10月ヤマハUF-292007年10月2007年10月ヤマハFG35Ⅱ2008年10月ヤマハFW-20Ltd2008年10月ヤマハBAY-FISHER252008年10月ヤマハBAY-SPORTS212009年 2月ヤマハFR23ACTIVE-S2009年10月ヤマハBAY-FISHER232009年10月ヤマハFISHING-M23EX2010年 2月ポイントの上で船首を風上に向けて船を静止。水深30m、船長の合図で仕掛けを投入します。進入角度を保ちつつスローで桟橋に船を近づけていきます。この時、風が桟橋側から吹いているとすると。→ 風速は3〜4m潮流の影響はほとんどない状況で、ブイの位置をフィッシング時のポイントとして仮想し、船首を風上に向けて静止(写真1)してこの船の風流れを試してみました。結果は写真2、3、4と船は変化し、8分経過したところで船は真横を向いています(写真5)。 ここでいえることは、各々の写真下に解説しているように船首が風下に風流れしにくいため、操船により船を制御できるので大きく外れることなくポイントを維持していられると言うことになります。逆に、風流れ対策が施されていないボートではすぐに船首が風下に向いてしまうため、操船でのボートの制御は不可能です。したがってEX27Yの場合、写真2の位置でスロットルを前進に少し入れることですぐに船首を立て直すことができるので、ボトムフィッシングには非常に適したボートであるといえます。さらにこの船にスパンカーを装備して補うことができるならその効果は一層アップします。 船首が風下に流されにくいという特性には、もう一つ大きなメリットがあります。その効果は離着岸、特に着岸時に大きく現れます。進入角度を保ちながら桟橋に近づき、例えばその時に桟橋側から風が吹いている場合、推進力を失うと風流れしやすいボートでは船首が桟橋側から遠ざかってしまいます。それは船首にボートの基準がないからであり、EX27Yの場合は推進力を失っても船首に基準があるため、桟橋に到着するまで前進性を保持してくれます。したがって桟橋に近づいたら大きく舵をきることによって船首を軸にして船尾を曲げることができるため、最終的にスムーズな着岸が可能となります。2010年10月2011年 3月2011年10月2013年 4月ヤマハFG40-HP2014年4月ヤマハDFR362014年 7月2014年10月2015年 7月ヤマハF.A.S.T.232016年 3月2016年 3月2017年10月2018年10月ヤマハYFR24EX2018年10月ヤマハYFR27EX1999年10月ヤンマーLF26Z1999年10月ヤンマーEX28B2000年10月ヤンマーFX22BZ2000年10月ヤンマーFX24CZ2000年10月ヤンマーFX26BZ2000年10月ヤンマーEX262001年10月ヤンマーFX29BZ2001年10月ヤンマーDE24HZ2001年10月ヤンマーDE26HZ2001年10月ヤンマーDE28HZヤマハYFRヤマハYFR24ヤマハFR-29ヤマハDFR29ヤマハDFR33メーカー及び艇種ヤンマーEX30風流れ対策されたスパンカーボートの性能を立証ボトムフィッシングしやすい点離着岸しやすい点スパンカーボート達とFMSマイボート・スパンカーの適合表風流れ対策されたボートが各メーカーによって生産され発表されたのは1999年10月。その日から今日までスパンカーボート達が発表された年月と発表日スパンカーサイズミディアムⅠメーカー及び艇種スパンカーサイズ発表日メーカー及び艇種ヤマハUF-29FヤマハSR-XヤマハYF-24艇種を記載し、FMSがこの時が来るのを願って開発したマイボート・スパンカーとの適合サイズを記しましたので参考にして下さい。発表日発表日スパンカーサイズミディアムⅠスパンカーサイズメーカー及び艇種2008年10月ヤンマーFX20Z2008年11月ヤンマーEX40Ⅱ2008年12月ヤンマーEF24ZHUNT2009年 5月2010年 5月ヤンマーLF26CZサルパ2011年 6月ヤンマーEX31A2012年 6月ヤンマーFX24EZ2013年 9月ヤンマーEX33Ⅱ2014年12月ヤンマーEX30B2014年12月ヤンマーEX28B2015年 8月ヤンマーEX382016年11月ヤンマーLF26CZⅡ2018年 3月ミディアムⅡ2018年10月ヤンマーEX34HTミディアムⅡ2020年 3月ヤンマーEX28C

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