23-24FMSテキスト編
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 フィッシング・タックル編③⑤①②④第2章:(曳釣り・トローリング)19○ライン8〜12ポンドテスト用には6〜7フィートロッド、このロッドには150mぐ②バイブレーション ミノープラグより重いことで遠投ができ、沈みが速くミノープラグより深い層を狙う時に使用します。ラトル入りのものと、ノンラトルのタイプがあり、中層を小刻みな振動をもって泳ぎます。らい巻けるスプールサイズのリールを組み合わせています。スピニングリールには替スプールがありますので、片方のスプールには8ポンドを巻き、もう一方には12ポンドをやはり150m巻いておくと、シーバスのようなフィシングでの魚のサイズにも対応できます。スピニングリールの場合、ラインはスプールエッジ一杯に巻くことが基本ですので、12ポンドラインで適正なスプールには8ポンドラインを巻く時には下巻が必要になります。なお、ベイトキャスティングリールを組み合わせる方法もありますが、初心者には慣れないと少しむずかしいタイプのリールと考えます。③ポッパー 激しいアクションで水面を走るように泳ぎます。メタルジグやミノープラグに見向きもしないシイラなどに、音や泡などで強烈にアピールをしてポッパーだけに反応する魚さえあるくらいです。④ペンシルベイト ポッパーのように音をたてませんが、水面を左右にふらふらと小魚が逃げまどう姿を演出した泳ぎをします。逃げる物を追うという本能を刺激し反射的にヒットさせる事が出来るルアーです。○ライン16〜20ポンドテスト用には7〜8フィートロッド、このクラスなると回遊するシイラやカツオなどの対象魚を狙うことが多いのでリールはドラグ力があり、ラインが200m巻けるものを組み合わせています。○ライン30ポンドテスト用には7〜8フィートのロッド、対象魚として10kg以上のブリ、ヒラマサ、カンパチ、キハダマグロ等が予想されますので、ラインは250m〜300m巻けるリールを組み合わせています。このサイズになるとスピニングリールだけでなく、両軸リールで高速ギヤシステムを備えたものも多く使用されています。⑤メタルジグ アピール力はやや欠けますが、ウエイトがあるので初心者でもキャストしやすいという利点があり、使い方次第ではトップウォーターからディープウォーターまで攻められる事がなによりの強みのルアーです。メタルジグは本体自体のアクションが無いのに等しいので、アングラー自身がアクションを与える必要があります。ヒットの確率を上げるためにはいろいろなテクニックを覚えることが重要です。最近ではスーパーディープジギングといって、水深100m前後を狙う300gというメタルジグも登場してきています。ライン8ポンドテスト(4kgクラス、約2号)12ポンドテスト(6kgクラス、約3号)16ポンドテスト(8kgクラス、約4号)20ポンドクラス(10kgクラス、約5号)30ポンドクラス(15kgクラス、約8号)ロッド6〜7フィート7〜8フィート7〜8フィートスピニングリールが基本、他にベイトキャスティングリール適正ドラグ値 約0,8〜1,5kg 4400J〜4500Jスピニングリールが基本適正ドラグ値 約1,6〜3,3kg 4500J〜6500Jスピニングリール、両軸リール適正ドラグ値 約3,0〜5,0kg 7500J〜9500SSリール2.用意すべきタックル 使用するラインの強さ、キャストするルアーのサイズ、対象魚の種類や大きさによってタックルはいろいろと変わってきます。 選ぶ基準として一番大切なことは、タックルはトータルバランスが大切ですのでライン、ロッド、リールの中で一ヶ所だけ性能がよくても、バランスよく組み合わせないと使いずらいことになります。一般的な目安として表にまとめてみましたので参考にして下さい。3.使用するルアーのタイプ ソルトウォーター・ゲームに使われているルアーは、大きく分けると3タイプが代表的ルアーとされています。 トップウォーター(水面)に使用するポッパー、ペンシルベイト。表層〜中層に使用するミノープラグ、バイブレーション。トップウォーターからディープウォーター(深層)とオールラウンドに使用できるメタルジグなどです。※ここでの説明は、スプーンやソフトルアー系のワーム、チューブ他を除いています。①ミノープラグ 小魚を真似たリアルな形状と泳ぎでアピール。表層を泳ぐルアーとしてフローティング、シンキングなどのタイプがあります。キャストして棒引きでリールを巻いても魚の活性が高い時は、それだけで十分にヒットしてくれるので初心者でも最もヒットさせやすいルアーです。近年、日本の海でルアーゲームが人気を呼んでいます。乗合船ではシイラ・カツオ・イナダやシーバスのルアーフィッシングと書いた看板を出している所も多くなっています。マイボートのルアーフィッシング、人数も少ないしチャンスも多いので楽しめるフィッシングとして大いに盛り上がってきました。今シーズンには、このゲームをぜひマスターしてみて下さい。1.身近な対象魚 カサゴ、アイナメ、ヒラメ、マゴチ、メバルなどの底棲の魚。スズキ、サバ、カマス、タチウオ、イナダ〜ブリ、カンパチ、ヒラマサ、ソーダカツオ、カツオ、シイラ、メジマグロ、キハダマグロ、サワラ…まだまだ日本全国の海で釣れる魚は多くいますが、ルアーで釣れる対象魚として、とりあえずリストアップしただけでこれだけいます。これらの魚は年間を通していつでも釣れるわけではないので、魚が入って来る海域や季節をよく観察してチャレンジすることが必要です。タックルの組み合わせ表※スピニングリールは、PENNスピンフィッシャーSSシリーズを参考例としています。キャスティング&ジギングの基礎知識

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