編ルクッタ・グンシッィフ )グンリーロト・り釣曳:(章2第FMSでは、あらゆる曳釣りに対応できるよう強度と伸びが異なるサイズでハイパワーコードを4タイプ用意しています。太さ5mm、長さ1mはアウトリガー用で、1.5mは船体から直接曳く場合に使用してください。さらにアウトリガーの強度が強く、曳具の抵抗が大きいタイプ用として、太さ6mmで長さ1mと1.5mを用意しています。10曳釣り用ポールラインのアウトリガー・ポールへの接続方法は、曳釣りしか行わないタイプの方にお勧めなポール先端に直接付けるシンプルな方法と、トローリング用ハリヤードラインシステムのトローリング・クリップと入れ替えて、フタバ親子サルカンを利用して接続する方法があります。目的に応じて使いわけると便利です。アウトリガー・ポールからバクダンまでの道糸の長さは、ポールの全長や角度により多少異なりますが、アウトリガー・ポールの全長に対し、1.2〜2倍が適切とされ、比較的短い距離が調整ポイントとなります。従って、バクダンの動きは非常に敏感です。少しおかしいなと感じたらゴミや小魚が付いているケースが多く、大物が掛かれば、空中高く上がったままになり、魚が掛かったことを明確に知らせてくれる特性をもっています。曳釣りに使用するFRP製アウトリガー・ポールは、ねばりとしなやかさがある釣竿と違い、強度と弾力性に富むもので、直接魚を掛けてぶらさげてしまう曳釣りでは魚が掛かった時のショックで魚の口切れを起こしてしまう危険性があります。そのため曳釣りではアウトリガー・ポールの先端にハイパワーコードを付けることを基本としています。アウトリガー・ポール先端に曳釣り用ポールラインを接続したら次は船体側の調整です。アウトリガーを展開し、内舷デッキ下に鉛付きサルカン又はナスカンが余裕をもって付く所でラインを調整します。このことは魚が掛かり道糸をたぐりよせている時、風や船の揺れでラインが船外に出ることを防ぐ役割をさせています。次に、魚の取り込みで注意することとして、バクダンは水の抵抗が大きいため海面に付かないよう素早く船まで取り込む必要があります。、その後はビシヤマ鉛とハリスが続きますので、おちついてやりとりすることですが、この引き上げたバクダンをデッキで転がしてしまうと、道糸とハリスの間に入り込んでしまい、次に出す時にからんでしまいます。引き上げたバクダンはカゴに入れるか、ホルダーなどに差しておくとうまくいきます。ヒコーキ、潜水板、ツバメ板、ビシヤマ等の道具を船体から直接曳く場合は、ハイパワーコードを船体側に使用することは基本です。上の写真のようにハイパワーコードにロープを付け、ロープ部分を船体側のクリートやアイに縛り調整することで、ハイパワーコードは船体に触れることなく100%の能力を発揮します。道糸の途中で、例えば20、30、40mに輪を作り、その輪に曳釣り用ポールラインのツナサルカンを掛け、ワンタッチでセットする方法は、ヒコーキ、ツバメ板、ビシヤマ等の曳具の距離を調整する上で役立つテクニックです。さらに対象魚やその日の海のコンディションの変化に即座に対応できる方法として多く利用されています。4. バクダン曳釣り漁法の実際バクダン漁法は、船の速度4〜6ノットで、表層から少し下の3〜8mの中層をバクダンと呼ぶ一種のヒコーキの後ろにビシヤマ鉛を付け、重みを出した道具で曳く漁法で、強制的にバクダンを海面に付かせ抵抗を加えた状態のものをアウトリガー・ポールの弾力で強引に引っぱりシャクリ動作を作り出します。従って、FRP製のアウトリガー・ポールが必要でさらに、ポールの強度(弾力)を基準にして適切なサイズのバクダン仕掛けを設定することが要求されます。よくバクダン仕掛けを購入し、船でいくら調整してもうまくバクダンが飛び上がらない、どうすればいいか? と相談されます。このようなケースは、アウトリガー・ポールの強度(弾力)よりも抵抗の大きいものを選んだケースが多く、バクダンのサイズを小さくし、ビシヤマ鉛を軽くするようにアドバイスしています。初めてバクダン漁法にチャレンジする場合には、まず小さめなバクダンを選択し、ビシヤマ鉛を調整しながら、海面から1m以上飛び上がるように調整をすることが重要で、その上で、自船のアウトリガー・ポールの強度を確認するようにすれば、深くギジエサが入り、大きくシャクルことができる大きなバクダンにチャレンジできる可能性があるかを知ることができます。5. 曳釣り漁法を助けるハイパワーコード&曳釣り用ポールライン
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