P.316,317 FMSのウエアに対する5つの「INTENTION」3 LAYER SYSTEM

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FMSのウエアに対する5つの "INTENTION"
私たちは以下のような考え方で海のシステム・ウエアを提案しています。

1.艤装だけにとどまらず、海上におけるウエアリングまでをトータルに提案します。
2.海のプロたちが認めた機能的な服装術を、マリンレジャーはもちろん日常着としても広く普及させていきたいと考えています。
3.海上で着用されるウエアに最も求められるのは、機能的であることはもちろん、軽くて動きやすく、手入れが簡単なことです。
4.重ね着やセットアップによる機能性の向上はもちろん、コーディネイト性も重要なポイントです。
5.海のプロたちが認めた機能的で耐久性に優れるウエアだから、自信を持ってお薦めします。



3 LAYER SYSTEM

海上における快適ウエアリング(着方、着こなし)は軽量ウエアを重ね着する、レイヤードと呼ばれる服装術が決め手です。
1 アンダーウエア(直接肌に触れる下着類)
2 保温中間着(フリース、パイル他)
3 アウターウエア(ウインドブレーカー、カッパ他)

これらをその日の天候や体調などを配慮し、目的に応じて着たり脱いだりして体温調整をはかり、快適さを保つという考え方がレイヤード。レイヤードは冬に最も効果を発揮しますが、今や春・夏・秋でも使えるテクニック。オールシーズン・レイヤードとして各レイヤーの性能・役割を理解すれば、年中快適に海での遊びが楽しめます。



冬の海でのレイヤード術

▪️従来の重ね着
・寒いからといって沢山着込む→肩が張ったり、動きが鈍くなる→落水の恐れ
・キャビンの中やデッキで動き回ることで汗をかく→デッキに出たり汗で濡れた下着のままでいると気化熱を奪われて冷える

こんな状態を解消してくれるのがレイヤード術です。
1 汗を肌に残さないアンダー
2 保温性があり汗をアウターに伝送する中間着
3 動きやすく防水性があり、汗を外に放出するアウター
これらを着合わせることにより冬の海でも快適に過ごせることを可能にしました。



海のプロたちが認めた機能的な服装術
海上における理想的な衣服内環境を提供、3層からなる重ね着スタイルの服装術
ヘリーハンセンが提唱する”3レイヤー・システム・オブ・ドレス”はベースレイヤー、ミッドレイヤー、プロテクティブレイヤーの3層からなる重ね着スタイルの服装術で、雨、風、雪を凌ぐと同時に発汗に伴う蒸れを防ぎ、衣服内を暖かくドライで快適な状態に保ちます。またレイヤーの着脱により、変わりやすい海の天候にも容易に対応することができます。ヘリーハンセンのレイヤリングアイテムは全て、3レイヤーシステムの一部として機能するよう設計されています。



BASE LAYER(ベースレイヤー・アンダーウエア)
3レイヤーシステムのベースレイヤーとして機能するリファは、水分を全く含まず、繊維の中で最も熱伝導率が低く軽量なポリプロピレンを使ったスポーツアンダーウエアで、肌をドライで快適な状態に保つとともに気化熱による体温の損失を最小限に抑えます。革新的なフィラメントヤーンを特殊なファブリック構造で編みあげることにより、「汗をかいても快適」「体温を逃さない」「軽くて動きやすい」というポリプロピレン繊維の優れた機能性を最大限に引き出すと同時に、毛玉ができにくくバクテリアや不快な臭いの発生を抑えます。



MID LAYER(
ミッドレイヤー・保温中間着)
耐久性に優れるポリエステル製のフリースまたはパイルファブリックにデッドエア(体温で暖められた空気)を溜め込むことにより、衣服内における空気の対流を防ぎ、軽量な断熱材として機能させます。優れた保温効果が得られる一方、水分をほとんど保持せず透湿性にも優れるため、ベースレイヤーが発散した汗の水蒸気をスムーズに透過させ、プロテクティブレイヤーへと伝送します。



PROTECTIVE LAYER(プロテクティブレイヤー・アウターウエア)
雨・風・雪・スプレーが衣服内に侵入するのを防ぎ、ベースレイヤー及びミッドレイヤーをより効果的に機能させます。取り扱いが簡単で耐久性にも優れ、長年着用しても高レベルの耐久性・撥水性・防風性を維持します。また、抜群の耐候性に加え、最高水準の透湿性能を保持するため、ミッドレイヤーを透過してきた汗の水蒸気を、外部に放出します。


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