P.9 アウトリガー・ハリヤードシステムの種類と使い方

カタログPDFはこちら

アウトリガー・ハリヤードシステムの種類と使い方

このシステムは、アウトリガーを利用してさまざまな方法でルアーを流すために商品化したものです。アウトリガークリップを利用したトローリングだけを行なう場合は❶。曳釣りだけで他の方法は行なわない場合には、ポールトップのアイに直接曳釣り用ポールラインをセットすることも可能です。❷を行なうためには❶のアイテムが必要になります。

❶ハリヤードラインセット
ロッド&リールを使用して行なうフィッシングに利用します。アウトリガーポールの先端にロッド&リールからのラインを導き、魚がヒットした時、アウトリガークリップからリール寄りのラインが外れ、魚とのファイトができるハリヤードシステムの基本となるアイテムです。
注)アウトリガー・クリップがローラータイプなので、ルアーを曳く時の長さを常に調整できます。ただし、ヒットするたびに、ハリヤード・ラインを下ろし、外れたラインをセットしなおすシステムです。

 

❷タグラインキット 
ロッド&リールを使用して行なうフィッシングに利用します。魚がヒットした時、ラバーバンドが切れ、リールからのラインが外れ、魚とのファイトができます。さらに、タグラインウェイトによって、ハリヤードラインを下ろさなくても、手元にタグラインフックが下がるシステムです。
注)ラバーバンド方式は、ゴムによりリールからのラインを固定してしまいます。このためルアーを曳く長さは、一度セットしてしまうと調整できません。

 

❸曳釣り用ポールライン
ロッド&リールを使わず、素手で仕掛けをたぐり寄せるのが曳釣り。このシステムは、曳釣り中に魚が掛かった時、そのショックにより魚が外れないようにするため、ハイパワーコードによってショックを吸収して、素手で魚を取り込むシステムです。
注)ポールラインの全長は、魚がヒットし、たぐり寄せた時、船べり内側のデッキまで届く長さに調整することによって、スムーズな取り込みを可能にします。

ハリヤード・システムの各アクセサリーの活用法

ザ・ハリヤードシステム
ロック・スナップ付クレンサルカンの利用により、アウトリガークリップ、タグライン、曳釣り用ポールラインの3タイプのアイテムが、簡単にワンタッチで入れ替えることができます。このことにより、いろいろな状況による漁具の選択が、船の上でスムーズに行なうことができます。さらに、長時間使用しない時などは、システムを保管しておけるので傷みません。

ゴムクッションとクリート
ゴムクッションをこの位置に使用するのは、アウトリガーポール竿先の動きに対して、ゴムの弾力によりハリヤードラインをしっかりと張ることが目的です。さらに流すルアーの抵抗により、ゴムの張りを微調整できるようにクリートを使用しています。ゴムクッションが無ければ、ポールの竿先が曲がるたびに、ハリヤードラインが緩み下がってしまいます。

ハリヤードライン・テクニック
海が荒れていて、アウトリガーポールが異常に動いたり、曳釣り仕掛けのように、水の抵抗を多く受ける道具を曳いた場合、ゴムクッションやクリートを利用して調整してもラインは下がってしまいます。こんな時ハリヤードラインを手元でツイストしておくと、ズルズルと下がってくるのを防ぐことができます。また、ゴムバンドで固定することも一つの方法です。

一覧へ戻る