ベストフィッテイングボート・セレクション

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ボートにおける楽しみ方を明確にし、ボートの個性と特徴をよく知ったうえで、使用目的に合ったアレンジを加えた魅力あるボート達

スズキ F230

小型フィッシングボートの遊びを広げるアイテム、マイボート・シリーズによる艤装です。沿岸のフィッシングならすべてチャレンジしよう、楽しもうというコンセプトで、ライトトローリング、曳釣り、キャスティング、ボトムフィッシングと展開しています。
このようにすべてのタックルを装着して展開しているとずいぶんと使いにくそうに見えるのですが、トローリングと曳釣りのシーズンにはスパンカーを取り外し、逆にボトムフィッシングシーズンにはアウトリガーポールを取り外してしまえば、機能美のあるシンプルな展開になるはずです。さらにはロッドキーパー、ボックスキーパー、ロッドホルダーなどもPL座セットを残してすべて利用したい物だけセットすれば、目的に向かったフィッシングを楽しむことができるはずです。


ヤマハ UF-23

チャンスがあれば東京湾口まで出てライトトローリング。イナダ、カツオ、メジマグロなどを狙い、フィッシングを楽しみたいということでアウトリガーシステムをフィッティング。しかしメインの目的は、横浜港内防波堤でのフィッシングやシーバスフィッシング。したがってアウトリガーポールとPL座セットに取付けてあるマイボート・ロッドホルダーを取り外せば、トローリング装備はほとんど姿を消してしまいます。

横浜港内運河に入るため、橋などの障害物をくぐれるようルーフはキャノピータイプのオーニングシステム、前面にはクリアウィンドウを装備(このシステムは前方へ倒せます)。その他リーニングシートは1.5人分の面積を持ち、パイプを利用してロッドラックを装備。さらには船首とスターンコーナー部に中空クッション構造の防舷材を装備して、防波堤などのフィッシングに備えています。


ヤンマー ZG26

レジャー漁船シリーズとして開発されたインボードアウトドライブ艇で、スパンカーの有効性の良いランクに入り、展開、収納時の作業性なども理想の位置に取付けることができる、スパンカーが良く似合うボートです。このボートの使用目的はただひたすら釣り。釣りの機能が優先される艤装しか考えないというぐらいのものでした。そうなると一番重要なアイテムは、GPSプロッタ魚探であり、選定基準として魚探の機能を優先。2周波魚探で送信出力1KW、船底貫通型センサーで装備しています。このGPSプロッタ魚探一台で、その他の艤装アイテムがすべて購入できる費用でした。

スパンカーを取り外してのトローリング。シンプルかつ釣り機能優先のアレンジです。曳釣りだけ行うなら、スパンカーが装備されていてもなんとかなりますが、ロッド、リールを使用するトローリングでは邪魔になってしまいます。

ヤマハ UF-33

クルージングも可能にしてくれる大型センターキャビンと広いデッキスペース。釣り機能に留まらず、使いづらい所、より機能的になる所はどんどん手を加えていくことで、より高い快適性と実用性を追及できるボートです。沿岸や大陸棚でのフィッシングだけではなく、いままで釣行できなかった伊豆諸島へもチャンスがあれば足を延ばしたい。日本の海に合った走航性とシンプルであっても使いやすいキャビンを持ったボートを選んだ理由はそこにありました。

艤装の中で最も外観的に特徴をだしたのはブルワークトップにチーク材を張り合わせたところで、釣りの仕掛けにやさしく、人に快適性を与えています。その他実用性重視の本格的装備は細部にわたって行われており、日本の海に合った、日本の釣り方に合ったフィッシングボートとして魅力を増していったボートです。


プロオーシャンクルーザー 54

日本の海での釣り機能を極限まで追及したフィッシングボートとして建造から計画し、艤装業者が建造プロデュースして誕生したジャパニーズ・オリジナル・カスタムボート。メーカーのプロダクションボートを選び、制限あるスペースの中で目的にあった装備を行うのではなく、自分の使用目的に合ったスペースと装備品を予想して一つ一つプランニングして作り上げた作品がこのボートです。
漁船の船型を受け継いだ船型は、他のプレジャーボートが走れない海を走れるボートであり、キャビン内ベッドスペースは7名分、日本中の港を旅して歩くことができるぐらいの居住性を持っています。

この船で使用目的上4mという長さを要求したアフトデッキスペース。この長さによって船の全長が決定したと言ってもいいぐらいの特徴をもった広いデッキスペースの中央部に位置しているのが作業台。この作業台を見ることでフィッシングの内容が伝わってきそうです。すべてにおいて満足できる装備が行われたボートです。


ヤマハ遊漁船 FG-180

漁船ぽくないデザインで、クルーザー的な雰囲気を持った、釣り乗合船のイメージを一新する洗練された遊漁船が計画されました。釣り機能はもちろんのこと、清潔感の高い個室トイレや、大型の窓が採用された居住性の良いキャビンを持った新型の遊漁船です。しかし器は変わっても今までの釣り釣りで遊ばせるのでは同じこと。オーナーとの打合せで釣りプラスαの遊びを提案するための艤装が施されました。

バウデッキに設置されたバーベキューテーブル、上にはパラソル、周囲にコップホルダーと灰皿が付いたイスが置かれ、回転させればフィッシングチェアに。こういう楽しみができるとなれば、これまでとは違った目的を持った利用者が増えることは間違いないはずです。さらに、この船にマッチングさせて作られたスパンカーシステム。セイルにはマイラーを使用し、パラソルと同じ布を使ったセイルカバーで収納するというこだわりを持った艤装の演出もいたしました。


マーキュリー 2120

マーキュリーシーブリーズを少し改造した2120。改造によって200kg重量が増加したため喫水が深くなりボトムフィッシングボートとしてのポテンシャルが上がったと判断し、スパンカーを装備して試してみようということでアメリカンスタイルのセンターコンソーラーにボトムフィッシング艤装でチャレンジしてみました。

アフトデッキにデッキ上で使用できる循環式イケス(ベイトタンク86ℓ)さらにそのタンクを利用したリーニングシートとロッドラック4連、そして船尾にスパンカー、釣り場にはもちろんロッドキーパーを装備。準備は万全であります。果たしてスパンカーの有効性は! 結論からお知らせすると残念ながら有効なラインとまではいきませんでした。実に惜しいボートです。あと5cm船首が深く入れば…。しかしこのチャレンジで水深100mのアマダイをキャッチ。条件が揃えば十分クリアーできるレベルでした。


ヤンマー FX24BZ

スパンカーの効果が100%得られる船舶であるため、船を制御する基準を作り出すことに成功したヤンマーFX24BZ ダガーボード仕様艇。スパンカーによって100%船を制御することができるこの船で、ボトムフィッシングを楽しみたいというオーナーなら必ず、自分の思い通りに操船しながらあらゆる釣りに挑戦したいと思うでしょう。従ってこの船を艤装するにあたり考えたのは、釣りのできるスペース(釣り場)がどこにあり、何人くらい釣りができるか、そしてその釣り場が多様な対象魚や釣りの方法に対応できるかということでした。

その結果、操船者を含めて釣り人を3人と想定。各釣り場にロッドキーパー、ボックスキーパー、タックルラックを装備。また共同で使うタマやギャフは3人が釣りやすい場所にセットできるようにしたり、ドリンクホルダーや小物入れを付けたりと釣りに集中できるよう細部にわたり工夫しました。


アルビン 275

アルビン275はトローラータイプ、バルササンドイッチ構造、一軸インボードディーゼル、ウォークアラウンドデッキ、ボトムフィッシング向きの船型でスパンカーを装備でき、日本の海に合うフィッシングボートです。この船の最大特長は広すぎるくらいのスターンデッキ、このデッキをどう活かすかが艤装プランを立てる上での最大のテーマでした。そこで登場したのがデッキ上に設置できるベイトタンク。広いスターンデッキ中央に位置させることでどの方向からも利用でき、揺れる船の上で人がつかまるのに便利な位置でもありました。トローリング、ボトムフィッシング両方に使え、さらに釣りを楽しませてくれるアイテムによって楽しさが倍増するボートに仕上がりました。

係船、アンカー設備、フィッシングを行う船は、こんなに多くの物が必要ですが、バウアンカーロッカーを改造し、ハンドレール他を設備することでなんとか収納できました。


サクス S-33

イタリア製のリジットハル・インフレータブルボートにヤマハ2ストローク200ps2基掛けエンジンを搭載したサクスS-33は、欧米では、レスキュー艇やレースボートとして多くの需要があるボートです。このボートをプレジャーユース、しかもフィッシングを主目的として使いたいというのですから驚きました。しかし、船幅が細くモノハル部分がシャープな船体は、凌波性と高速性に優れ、エアーチューブ部分のソフトな乗り心地と荒れた海でも安定性を持続できることを考えると納得でした。

ライトトローリング、キャスティング、ボトムフィッシンング、さらには曳釣りでバクダン、ビシヤマも曳きたい。これらの多くの要望にはスムーズに応えることができましたが、エアーチューブ部分にロッドキーパーを装備するのは、難題でした。ラバー部分に針を刺さないよう要注意ですが満足いく仕様になりました。


小型漁船(オーナーボート)

「この船で私はこんな使い方をしたい」…。明確な希望をもったオーナーが中古の漁船を購入、艤装プランもしっかりと立ててあり実際の工事をしてほしいという要望でスタートしたケースです。まずプランを聞いてどこも修正する部分はなし。後はこの船に合ったアイテムを選定することと実際の工事。このようなケースの場合、まず船を知ることが重要、特に構造は最も注意する必要があり、次に船の性能を落とさないことが重要。FMSは、このようなことを意識してオーナーをサポートしています。

ブルワークトップが低いためスターン、バウデッキにチーク材を使用したトップレール、キャスティングを意識したバウパルピット、ボトムフィッシング、トローリング装備、レーダーアーチ…細部にわたり至れり尽せりです。ボートにおける楽しみ方を明確にし、ボートの個性と特徴をよく知ったうえで、使用目的に合った魅力あるボートに仕上がりました。


17.4m 漁船兼遊漁船

宮城県越ノ浦港に所属する漁船兼遊漁船のオーナーが、今までの仙台湾をベースにしたカレイ釣り中心の遊漁船事業から、日本三大漁場である金華山沖まで漁場を広げて、スズキ・カツオ・マグロ等、若者に人気のあるルアー釣りのできる遊漁船事業に乗り出したいと、新しい船を造ることを計画しました。

荒波を乗りこなすことを考えて、選ばれた船型のベースは和歌山のケンケン船。スパンカーはもちろんカジキ釣りもできる10.5mのアウトリガー、ルアー釣り用の40本以上のロッドラック、さらにバウデッキには大容量(197ℓ)のベイトタンク兼作業台を装備。清水シャワー蛇口やシンクも付いていて多目的に使えるこの作業台は、この船の最大特長。東北の好漁場。この船でキャスティングの醍醐味を堪能できること間違いなしです。又シーズンにはカジキ釣りのチャーター船としても営業するそうです。

FMSマリンカタログ内のフィッシング用品や艤装品を使用して、ベストフィッティングボートを提案しました
※FMSでは新艇の購入、乗替時に艤装の打合せをする場合、ベストフィッティングボート
を提案することによって見積りを行っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

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